写真(画像)に携わる仕事をしていく上で
「良い画質とは?」を知ることは、料理人が良い味
とは何かを知っていなければ美味しい料理を作れな
いということに匹敵する重要なことなのです。
そこでまず
という基本的なところから「良い画質とは?」を学んでいきましょう。
※このサイトでは概要のみを掲載しています。詳しく知りたい方は是非お問い合せください。
屈 折 | 光の速さの違いが屈折を生む |
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分 散 | 波長によって屈折率が違う |
散 乱 | 様々な方向への反射 |
反 射 | 光は反射の法則を満たしている |
干 渉 | 波の重ね合わせは様々な現象を見せる |
回 折 | 反射や屈折によらず波の伝わる方向が変わる |
偏 光 | 波の偏り、特定の方向への振動が伝播する波 |
※屈折とは光が進む速さの変わる媒質への突入時に発生します。
※光の速度は真空中が最大でダイヤモンドでは40%程度に
減速してしまいます。
※太陽光が真空から空気(大気)に侵入する際にも屈折するため、
日の出は早く、日の入りは実際より遅くなっています。
※ダイヤモンドは屈折率が高いため、内部全反射が起こりやすく
キラキラして見えます。
波長によってわずかに減速の度合が違うために発生します。
波長の短い小さな波は砕け易い。
波長の短い青い光は大気で散乱します。
光は入射角と反射角が等しい。
光は波の性質を持っているため干渉が発生します。
光は角に当たると方向が変わる。
光の波は方向があり、特定の方向の光を偏光しているという。
・人間の目は、網膜の中にある視細胞で光を感じています。
・視細胞には、杆体細胞と錐体細胞があります。
・杆体は感度が良いのですが、色の識別は出来ず明暗しか分かりません。
・一方、錐体は感度は杆体ほどよくありませんが色を識別する事が出来ます。
・人間の目に光が入ったとき、角膜は波長が313nm以下と1500nm以上の光を、
水晶体は380nm以下の一部の光と780nm以上の光を吸収してしまいます。
そのために人間には380nm~780nmの光しか見えないのです。
電磁波スペクトルのうち、380~780nm(400~700とも表現する)の目に見える
領域を可視光線といいます。
1666年にニュートンは、光がスペクトルであることを発見しました。
色を大別すると
・光源色 == 自ら光を発し、色を感じさせる。
・物体色
表面色 = 当たった光を反射、吸収した光が色として見える。
透過色 == 当たった光の一部を吸収し、透過した光が色として見える。
ここまで「光とは?」「目の仕組み」「色とは?」という基本的なことを学んで頂きました。そして、いよいよ「良い画質とは?」という定義に進みたいのですがもう一つ学んで頂きたいことがあります。
それは、人の目は機能で見ると、とても優れた高性能の器官なのですが、視覚はとても情報量が多いため、人が視覚として感じる映像は、脳が画像処理を行って最適化・簡略化されているということを認識しておく必要があります。
下の画像の右側は正常な画像ですが、左側はボケた画像にしています。画像をクリックすると、大きな画像が表示されますから、中央付近の赤い点を凝視して、画像全体を見てください。20秒後に左側の画像を正常な画像に戻した画像を表示します。その時、瞬間的には左側の画像の方が、右側の画像よりクッキリして見えたと思います。人の視覚はシャープネス(鮮鋭度)に対して順応性を持っているようです。
続いて、下の画像をクリックすると、最初は正常な彩度(鮮やかさ)の画像が表示されますので女性の目を見つめて20秒お待ちください。すると、20秒後にとても彩度が高い画像が表示されると思います。そしてその画像を20秒見つめていると今度はとても彩度の低い(鮮やかで無い)画像に変わります。 一瞬、白黒になったのかと思うほど彩度が低く見えたのではないでしょうか?人の視覚は彩度に対しても順応性を持っているようです。
※このサイトでは概要のみを掲載しています。詳しく知りたい方はお問い合せください。